団委員長ご挨拶


「そなえよつねに」






団委員長 鈴 木 武道
      株式会社トビーズ 代表取締役会長




87団は発団47周年を迎える事が出来ました。先ずは育成会会員のご支援とご協力に深く感謝申しあげます。又、団及び隊の成人指導者の献身的なご努力に深く感謝申しあげます。

先ずは大変うれしいお話です。当団は過去11年間減少していた加盟員が、今年は5名増加に転じ60名となり、スカウトの数も27名から32名になりました。又、5年ぶりに当団24人目の富士スカウト(萩原宅巳スカウト)が誕生しました。大変喜ばしい事です。皆さんでこの活力を維持して、更に楽しいスカウト活動が展開出来る事を切に願っています。

今年は世界一のスポーツの祭典であるオリンピックが724日から東京で開催されます。4年に一度の「日本アグーナリー」も8月に福島県磐梯国立公園で開催され、世界中から大勢の方が日本を訪れます。大変残念な事に、年初から新型コロナウイルスの感染が日本でも拡大して、32日より1ヶ月間、日本中の小中高の学級閉鎖が政府から要請されました。又、スカウト活動に関しても3月から隊、団、地区、県連の多くの行事が中止や延期となり、教育現場だけでなく、企業や経済にも大変なダメージを受けてしまいました。

この様な予期せぬ各種の「災い」や、「災害」は、人間が地球上で生活する限り、残念ながら避けて通ることは出来ない自然界の現象です。「大震災」も近い将来必ずやって来ます。私たちスカウトは、どんな時でも、「そなえよつねに」をモットーにして、いかなる災いに遭遇しても生き残れて人の為になれる体力と知識と心構えを学び、利他の精神で、他人の為に奉仕する事を「信条」としています。

スカウト運動の創始者であるべーデンパウエルは、「君たちが生まれた時よりも、ほんの少しでもこの世の中を良くして死んで行こう」と彼の最後のメッセージで述べられました。私たちは、数々の災いを単に苦難として受けるのではなく、それらを「教訓」として「何をそなえるのか」を真剣に学び取って行かなければなりません。

令和2年度も横浜87団が更なる発展の年となる様に、育成会員の方々、隊・団成人指導者が心を一つにして、地域の青少年の健全な発展の為にご尽力を賜りたく、お願い申しあげます。

以上